2002年 12月 16日
ナイロン100℃ 『東京のSF』 @シアターアプル |
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
海野十三郎、海野十四郎(成人):大倉孝二/海野十四郎(少年):新谷真弓/海野釘江:安澤千草/アイゴール、ミタライ:犬山犬子/インガ、ヒグラシ:峯村リエ/木村小舟、看護婦:松永玲子/南沢十七:喜安浩平/塚本(清掃婦):吉増裕士/万城目百合子、編集長の秘書:長田奈麻/万城目百朗:廣川三憲/明智:清水宏/蛇皮露伴、ランプ:中村まこと(猫のホテル)/アメリカ:渡辺えり子(宇宙堂)/ヒラメ:村岡希美/ふとっちょ:藤田秀世/ハカセ:大山鎬則/看護婦:杉山薫/雲井、タテガミ:みのすけ/編集長、象田、ロボ太郎:三宅弘城/女子高生、看護婦:植木夏十/編集員、ヒラメの父:眼鏡太郎/編集員、ミュージシャン:佐藤竜之慎/編集員、ミュージシャン:中西天外/編集員、ミュージシャン:廻飛雄/編集員、ハカセの母、看護婦:皆戸麻衣/編集員、警官:柚木幹斗
映像出演:今江冬子 澤田由紀子
3時間15分の上演時間を感じさせないおもしろさ.いやあ、役者が揃ってるなあ.まるでミュージカルのような豪華なセットも凄かった.火星人や金星人とか変な生き物とか出てくるけど全然[SF]じゃなかった.
一人一人のキャラクターは結構際どく気持ち悪いんだけど、それが揃い踏みとなると俄然おもしろくなるのは何故なんだろう.かなり暴力的なシーンや本来なら顔を背けたくなるような場面も多々あったのにそれが全部笑えた.あっけらかんとした乾いた笑いが好きだ.あれだけ長い芝居だったのに話のテーマとかなーんにも覚えてない.ナイロンの芝居って雰囲気を楽しむものなのかも.
三宅さん、峯村さん、大倉君は無条件におかしかった.渡辺えり子は期待したほどじゃなかった.周りに比べて芝居が重く浮いてたように思えた.
<日記より>
ナイロン100℃『東京のSF』を見にシアターアプルへ.上演時間3時間15分(+途中休憩10分)と聞いて倒れそうになる.そんな長丁場な芝居だというのに補助席びっしり.ちょうど通路側の私の席の隣には座布団敷いてなんと2列の補助席組がいた.火事になっても絶対通れない.
始まる前は心配だったけど、始まってみたら全然長さを感じずあっという間(さすがにそれは言い過ぎか…)に終わってしまった.おもしろかったなあ.義手ドリルで自分の娘をグルグル刺しちゃってるシーンで爆笑が起こるこの雰囲気が好き.地球がパンッて明るく爆発して笑いが起こるそんなところが好き.
役者がみな上手い.たまらんね.中でも犬山犬子と峯村リエが出てくると無条件に笑ってしまう.峯村さん大好き.三宅弘城もおもしろい.大倉孝二、松永玲子、みのすけ、新谷真弓、安澤千草などなどナイロンの役者さんは皆素晴らしいねえ(感嘆).猫のホテルの中村さんも凄く良かった.誰かに似てる~って思いながら見てたけど、もしかしてオッホに出てた本人を思い浮かべて「似てる」と思ったのかもしれない.それは「似てる」とは言わない.
すっかり芝居を堪能し、ごった返すロビーに出たら出口とは逆方向に向かういのうえさん発見.そういやいのうえさんは入場時にも見かけたんだった.特に背が高いというわけでもないのに何故か必ず目に入るあのオーラはさすがといえばさすが.で!!ふといのうえさんの前を見たら、粟根さんですよっ!!これでこそ敢えて『七芒星』休演日を選んだ甲斐があったというもの(そんな待ち伏せする中学生みたいなことをしてる自分がちょっと、いやかなりくだらないと自己反省).まだ七芒星見てなかったから、おおっこれが噂のお髭姿かあ、などと目の端でチラリと確認.そしてこれまた噂の釣りベストもしっかり確認.中島かずき、吉田メタル、礒野慎吾といった新感線の面々が後に続いてた.女性も誰かいたようだけど確認できず.メタルさんはスキンヘッドwithCAPな上に背がやたら高いから目立ってた.あと、もたいまさこがいた.
by furupanda
| 2002-12-16 19:01
| 芝居